ゴーストレストラン(ゴーストキッチン)で成功事例4選!新時代の飲食形態

コロナウイルスの影響により、私たちの生活様式は一変。今まで当たり前のように外出することさえはばかられるようになり、緊急事態宣言の発令により、営業時間まで制限を受けることになりました。

この逆境の中を、いかに潜り抜けるかを模索し、多くの飲食店舗経営者はゴーストレストラン(ゴーストキッチン)に多くの可能性を見出しています。

ゴーストレストラン(キッチン)とは?

ゴーストレストラン(ゴーストキッチン)と聞いたことはあるでしょうか?

ゴーストレストラン(ゴーストキッチン)とは実店舗を持たず1件以上の飲食店舗が、調理環境を確保し(共同利用している店舗もいます。)、デリバリーに特化したイートインスペースのない無店舗型のビジネスモデルを指します。

コロナウイルスの影響が拡大するなかで、テイクアウトやUber Eatsなどのデリバリーサービスといった中食需要が大幅に増加し、多くの飲食店でも展開されています。

ゴーストレストラン(ゴーストキッチン)は実店舗をもたず、デリバリーでの販売のみを軸としているのが特徴で、また1人での開業だけでなく、複数の料理人や店舗オーナーがレンタルキッチンをシェアすることで初期コストを抑えて開業ができます。

また、ユーザーはデリバリーのアプリを利用し、注文から決済までをスマホで完結します。近年増加している事前スマホ注文・Uber Eatsや出前館などのフードデリバリーサービスを活用した無店舗型の運営形態となっています。

おすすめゴーストレストラン(キッチン)4選

ゴーストレストラン成功店舗!ヘルシーデリバリー【QBT】

運営会社の株式会社DORAYAKI が提供する、各TVにも紹介され有名になったのが、ブロッコリーと鶏むね肉のみのメニューを提供するQBTです。

主な店舗所在地は渋谷や五反田、恵比寿など、都内でもテイクアウトやデリバリーを頼むユーザーが多い地域にゴーストレストランとして展開しています。

参照:Instagram

「アスリートやダイエットをしている人に適した低糖質食を、誰もが継続して食べられるように。」

そんなコンセプトで登場したのが「究極のブロッコリーと鶏胸肉」を提供するQBT。

鶏胸肉とブロッコリーの盛り合わせをデリバリーやテイクアウト中心で販売し、近年注目される“糖質制限”にフォーカスしたゴーストレストラン(ゴーストキッチン)ですね。

鶏胸肉とブロッコリーは低糖質・高たんぱく の素材で、アスリートやダイエッターなど一部の人達から熱烈なニーズがあるようです。

参照:Instagram

こちらも自店舗をもたずに運営しており、軒先物件を紹介しているNOKISAKIを活用してレストラン開業を目指すオーナーの募集もおこなっています。

今回は、このコロナ禍で生まれたゴーストレストラン(ゴーストキッチン)の成功店舗を紹介していきます。ゴーストレストランについて、より知識を得たい方は、是非下記のリンクからチェックしてみてください!

日本初のゴーストレストラン【6curry】

参照:Instagram

2017年7月に「Uber Eats専門店」として始まったカレー専門店 6curryは、日本国内ではじめてゴーストレストラン(ゴーストキッチン)として開業しました。

独自のキッチンを持たずにレストランの一部を間借りして出店スタートをしています。完全なるUberEatsの専門店として東京でスタートし、メニューはカレーとともに野菜がとれるように工夫され女性から支持を得ています。

配達可能区域は渋谷・恵比寿・目黒・白金のエリア。カレーは4種類あり、どれも1,000円前後で食べることが出来ます。

参照:Instagram

また6curryでは、クラウドファンディングや本格的なレトルトカレーの開発、会員のみ来店することのできるカレー屋を展開するなど、多くの施策を展開しています。

シェアキッチンフランチャイズ【 CRISPY CHICKEN n’ TOMATO】

少し変わった事例として紹介するのがCRISPY CHICKEN n’ TOMATOです。オンライン販売に特化したフランチャイズサービスを提供しており、開業ノウハウ・メニューも簡単につくることができます。既存の飲食店で売り上げの底上げを図った経営戦略と言えますね。

CRISPY CHICKEN n’ TOMATOのフランチャイズシステムの優れた特徴は、シェアリングブランドという考え方です。他社や個人営業の飲食店が既存店舗の看板やメニューを変更することなく、新たなメニューやブランドが展開できます。

内容といては至ってシンプルで自身の店舗にオンラインフードデリバリーサービスを導入し、韓国フライドチキンをメインメニューとするCRISPY CHICKEN n’ TOMATOを展開することが出来ます。

既存の飲食店を維持しながら、「Uber Eats」「出前舘」等を活用しフランチャイズとしてもうひとつのゴーストレストラン(ゴーストキッチン)を構えることで、店舗での増益をサポートする「シェアリングブランドサービス」。

このビジネスモデルにおける加盟店舗数を着実に伸ばし、現在全国150店舗を突破しています。

寿司専門のゴーストキッチン【江戸前 海幸】

参照:Instagram

寿司専門ののゴーストレストラン「江戸前 海幸」。

kitchenBASEというシェアキッチンを利用してゴーストレストランです。kitchenBASEでは飲食店独立をスピーディにできます。都内のデリバリーニーズが増していることから、寿司であってもゴーストレストランという業態を選択しています。

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「江戸前 海幸」では、”醤油をかけない海鮮丼”や華やかな盛り付けなど、多くのオリジナル商品を作り続けています。中目黒を中心に、都内全域に配送が可能です。

kitchenBASEでは、設備自体も充実しているほか、手厚い開業準備や運営のサポートが用意されているのも特徴です。そのため、店舗のオーナーはメニュー開発に力を入れることが可能となります。

まとめ

このゴーストレストラン(ゴーストキッチン)は、新しい飲食形態として現在の日本国内ですでに伝播しています。

開業にあたり初期費用を大幅に削減できる点から、これからもっとゴーストレストランを展開する企業が増えていくでしょう。もし今後飲食店を経営したいと感じている人がいるなら、この成功例を参考にトライしてみましょう!