3大フードデリバリーサービスのメリットデメリットを解説!【Uber Eats・menu・出前館】新時代の飲食店集客

コロナ渦の飲食店集客

 2019年末から2021年現在に至るまで、未だ尚コロナウイルスの影響は、日本経済全域に未だ猛威を振るっています。

このコロナの渦中に2度の緊急事態宣言もあり、飲食店では来店自粛や営業時間短縮、また、在宅ワークによる来店者数の激減から食品や料理の配達需要が急増しています。

各飲食店はこぞってランチ営業を強化し、テイクアウト対応・フードデリバリーサービスを追加したりと、明らかに営業形態は様変わりしました。恐らく、緊急事態宣言が解除され、コロナウイルスの影響が落ち着いた以降であっても、私たちの生活の中からこのフードデリバリーサービスの需要が消え去ることはないでしょう。

今回は、今後飲食店の開業を検討している方や、現在デリバリーサービスを導入しようか検討している方にむけて、国内の3大フードデリバリーサービス導入にあたるメリットから、デメリットまでを紹介します。

また、Instagramではデリバリーサービスと連動して情報発信が可能だったり、無料で情報発信を促進するツールとしても有能です。気になる料理の画像や動画から、ワンタップで料理の注文まで完結させられるSNSの特性を効果的に活用することが出来ます。感覚的にユーザーに情報を訴えかけたり、気になる画像から購買意欲を駆り立てることが出来るのはInstagramの強みと言ってもいいでしょう。

飲食店でのInstagramを活用した情報発信について、こちらの記事から是非チェックしてみてください!

Uber Eats(ウーバーイーツ)

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、言わずと知れたフードデリバリーサービスですね。料理をテイクアウトでおとどけしたい店舗と、料理を配達してほしいユーザーをマッチングするサービスになります。

現時点で配達による食事の提供を行っていない店舗でも、ウーバーイーツの加盟店となることで、配達スタッフや配送するための車やバイクを確保せずに、デリバリーを開始することができます。都内や地方都市の町中を、ウーバーイーツ独特のリュックサックを背負い、自転車やバイクを走らせているのは今では当たり前な光景となっています。

Uber Eats(ウーバーイーツ)のメリット

飲食店がデリバリーサービスを自身の店舗で導入するためには、配達するための人員が不可欠です。配達するための自転車やバイクなどの設備コストがかかります。しかし、ウーバーイーツでは加盟店に登録をするだけで、初期費用を大幅に削減しデリバリーサービスをはじめることができます。

また、導入にはWi-Fi等のネット環境タブレット端末のみ必要になってきますが、タブレット端末がない場合でも、月額1,700円程度でレンタルし使用することが出来ます。そのためサービスを導入のためのシステム費もかかりません。このような、登録の手軽さと導入コストの低さは、現代の飲食店経営にとって最大のメリットと言えるでしょう。

また、U

Uber Eats(ウーバーイーツ)のデメリット

実店舗の注文数にプラスして注文が入ってくるため、オペレーションの調整が必要になる場合があります。

デリバリーサービスを開始した当初は、全体の注文数や注文が集中する時間帯が把握しづらいので、発注やシフトの管理が難しく、うまく対処できない可能性もあります。

実店舗の注文数にプラスして注文が入ってくるため、オペレーションの調整が必要になる場合があります。

デリバリーサービスを開始した当初は、全体の注文数や注文が集中する時間帯が把握しづらいので、発注やシフトの管理が難しく、うまく対処できない可能性もあります。

そして、配達トラブルとそれに伴うブランドイメージの低下も懸念されます。ウーバーイーツでデリバリーすることによって「傾いて届いた」「盛り付けがくずれていた」「届くのが遅くて冷めていた」など、配達によるトラブルが頻発しています。

配達パートナーは断熱機能のあるバッグを背負って届けることで、料理が冷めるのを防いでいますが、配達員も何件も配達先が指定されていたり、道に迷ってしまうという事情や、運転の仕方などによって、料理も少なからずベストな状態でお客様に届けられない可能性もあります。

飲食店が最高の状態で料理を提供したとしても、配達の際に料理の味や見た目が損なわれては、ブランドイメージを大幅に低下させるため、クオリティで勝負するような食材や商品の場合は控えた方が良いかと思います。

登録加盟店数3万店以上
利用料金初期費用:50000円
配送手数料:売上額の35%
メリット日本国内で最も親しまれているフードデリバリーサービス
低コストですぐに店舗に導入することが出来る
デメリット配達状況により、商品が型崩れしやすくブランディングに影響を及ぼしやすい

menu(メニュー)

menu(メニュー)は、デリバリーやテイクアウトサービスを提供することができるアプリです。大まかなフードデリバリーの形式は、ウーバーイーツと酷似していますが、日本国内からリリースされたアプリケーションということで、利用ユーザーが続々と増えています。

2019年4月のサービス開始当初は 「テイクアウトアプリ」として運営されていましたが、今年の2020年4月より フードデリバリーサービス が開始されました。サービスの拡大や利用ユーザーの増加で、新規申し込み店舗が急増しています。

menu(メニュー)のメリット

menu(メニュー)のメリット

利用ユーザーが急増した利用として、導入にかかる初期費用・月額料金・手数料を、2022年3月末までの期間限定で0円で利用することが出来ます。

初期設定費用が通常5万円のところ0円、タブレットレンタル費用も0円、カード手数料も通常3%のところ0%、サービス利用料も通常10%かかるところが0%と、かなり大胆な値下げ戦略ですね。

導入にかかる初期費用は、かなり安いので、始めるのであれば今のうちでしょう!
 

ここで注意すべき点は、無料期間中、全く費用はかからないわけではなく、配送手数料は35%かかりますので、ご注意下さい。

menu(メニュー)のデメリット

menuのデリバリーは現在、全国展開に向けて急速にエリア拡大しつつありますが、現時点で主に利用されているのは、首都圏や関西(大阪・京都)がメインです。まだそこまで多くのエリアで利用されてはおりません。

今はエリア対象外の飲食店も多いかと思いますが、エリアはどんどん拡大されていますので、早めに登録をしておくことをおすすめします。または、先にテイクアウトサービスを予め展開していると、対象エリアになったときは、スムーズな導入が見込めるでしょう。

登録加盟店数3万6000店以上
利用料金初期費用:0円 (2022年3月までのキャンペーン期間まで)
配送手数料:売上額の35%
タブレットレンタル料:初期費用1,650円
メリット期間限定で初期コストかからずに店舗に導入することが出来る
デメリット配送可能地域が限定的

出前館

出前館は、国内でオンラインでデリバリーサービスを利用する先駆けとなったサービスとも言えます。

出前館では飲食店のフードデリバリーだけでなく、スーパーの配達サービスなど日常生活で必要なサービスのデリバリーも行っているのも特徴の一つです。

最近では、デリバリーサービスを行っていない飲食店の代わりに、出前館側で配達機能を提供する「シェアリングデリバリー」に注力しています。

出前館のメリット

出前館では、店舗で提供した料理の配達をする際、接客などのサービス・運転技術など一定の基準を満たした配達員が配達します。

出来立ての料理のクオリティを下げずに、丁寧にお客様の元まで配達してくれます。また食事をデリバリーする上で不可欠な衛生管理も配達代行の拠点を通し、デリバリースタッフへ徹底しています。

ウーバーイーツでは、輸送手段として主に自転車を用いており、接客スキルの低い配達員に委託して、運転の質の低さからひどい見た目になってしまったりと、店舗のブランディングに大きな影響を及ぼしかねません。この点に関しては、出前館は安心して利用できるため、大きなメリットと言えるでしょう。

また、基本的に注文が増えてくるタイミングとしてはのニーズは、雨の日や仕事のない休日に増加すると言われています。

在籍数約4000人以上を超えるデリバリースタッフを直接雇用しているからこそ、注文の殺到するタイミングでも安定して配達することが可能です。そのため店舗に来店するユーザーの売上が落ちかけてきた時ほど、オーダー数のカバーができるようになります。

出前館のデメリット

出前館の料金設定は比較的高めに設定してあります。

出前館は、加盟店によって1回の注文の最低金額を設定することが可能です。
ですが、最低金額を高く設定してしまうと、ユーザーが敬遠してしまう可能性が考えられます。また、利用にあたって、各所から手数料が発生してしまうため、利用ユーザー・店舗オーナーともに他社のデリバリーより高く請求されます

そこから、1人前で・お手軽に注文したいユーザーが利用するまでにハードルを感じてしまい、注文を避け、他社のデリバリーサービスに流れてしまうことで店舗の売上が減少してしまう可能性もあります。そのため、注文金額の設定をする場合は、メニューを照らし合わせならが慎重に設定するようにしましょう。

登録加盟店数5万店以上
利用料金初期制作費用:20,000円
月額運営費用:0円
出前館サービス利用料:商品代金の10%
配達代行手数料は:商品代金の30%
決済手数料:注文金額(税込)の最大3%
メリット配送環境の徹底・クオリティを落とさずに配送可能
デメリット利用にあたる費用が各デリバリーより高め

まとめ

飲食店営業の中で、今ではテイクアウトやデリバリーを展開しないと店舗運営が回らなくなっている現状があります。

もし、上手くデリバリーサービスを利用して、新規顧客やリピーターをしっかりと確保することが出来れば、今まで以上に利益を生み出すことが出来るため、積極的に活用していきましょう。

また、こちらの記事では2021年グルメサイトについてご紹介しておりますので、是非チェックしてみてください!