2021年3月、コロナウイルスの感染者数は比較的落ち着いてきたものの、その影響は未だに各店舗に大きな影響を及ぼしています。医療系の施設に関しても決して例外ではなく、集客・集患は経営に大きな問題になり得るでしょう。
コロナウイルスの終息後の反動需要にも、対応できるよう何らかの集客・集患施策を意識しましょう。
今後、医院やクリニックなどを開業したい・既に展開している方なら、今後の集客(集患)も見越して何らかの施策を考えているのではないでしょうか。
一般ユーザーが医療関係施設を探せるポータルサイトに、自身のクリニックや医院を掲載することも一つの大きな集客(集患)手段として、考えられます。日本国内では、「EPARK(イーパーク)病院」や「マイクリニック」など大手の医療関係ポータルサイトとして圧倒的存在感を出しています。
今回は、医院やクリニックでの集客(集患)として、おすすめのポータルサイトを解説していきます。また、こちらの記事ではホームページのメリットデメリットについて解説いたしますので、是非チェックしてみてください!
おすすめのポータルサイト
マイクリニック(Myclinic)
マイクリニックでは、月間1,600万人以上のユーザーが利用する、日本全国の病院・クリニックを探すことが出来ます。地域や科目・診療出来る曜日や診療時間、詳細検索などで、ユーザーの希望に沿った病院・クリニックを見つけることができます。
ユーザーは評価・口コミを投稿・閲覧することができるので、その医院の診療時間・強みやオススメのポイントをしっかりとアプローチすることが出来ます。無料掲載が可能ですので、開業したての方には嬉しいサービス内容となっております。
マイクリニックでは、医療機関向けのホームページを比較的安価な金額で制作してくれます。検索エンジンになかなかヒットしない、患者さんがホームページを見つけてくれないというケースが非常に多いようです。
また、そういった多くの方にしっかりとホームページを見てもらうには、効率的に検索エンジン上位に表示することが大切です。検索エンジンで検索されたキーワードやフレーズに対応して,検索結果の広告枠に掲載される、「検索連動型広告」(PPC広告)に対するアプローチがマイクリニックでは可能となっています。
登録医院・クリニック数 | 1万5000件以上 |
月間利用ユーザー数 | 1600万人以上 |
費用 | 初期費用:要問い合わせ 月額制:/11000~25000円 |
強み | 国内最大級の医療ポータルサイトとしての利用率の高さ 医療機関に特化したホームページ制作が可能 無料掲載も可能 |
カル―(caloo)
カル―では、月間700万人が利用する国内ではかなり利用率の高い医療ポータルサイトになります。
約17万件の病院・クリニック・歯科医院の情報を提供しており、診療科目・所在地・専門医などの基本情報以外にも、治療実績や注力している治療の情報なども細かく公開しています。
こちらも、病院を利用したユーザーの口コミを掲載しており、内容をスタッフが確認して載せていますが、中立的な立場で選択しているので、そのクリニックのデメリット部分も知りたい方にはオススメです。
カル―の特徴として、病気や怪我の体験談をレポートとして書いたり、口コミを投稿したりするとポイントが付与されるというところがあります。ポイントはAmazonギフトカードと交換できるので、活発に意見交換や口コミ投稿がなされているようです。
また、無料モニターとして3か月間のプレミアム掲載が可能となっており、通常の掲載内容だけでなく、その医院やクリニックの特徴を細かく記載したり、インタビュー記事を記載したりと、集客(集患)対策としてもかなり効果的なアプローチが可能となっております。
そして、カル―での医院掲載ページに関して、SEO対策・強化も可能となっており、まずは無料3カ月モニターとして参加してみるのも期待できます。
登録医院・クリニック数 | 4700件以上 |
月間利用ユーザー数 | 500万人以上 |
費用 | 初期費用:要問い合わせ プレミアム掲載:要問い合わせ |
強み | 無料掲載が可能 3か月間無料でプレミアム掲載が可能 SEO対策・強化が可能 |
病院なび
病院なびは、月間1000万人以上の利用ユーザーを誇る、”お医者さん探し”サイトとして親しまれる老舗ポータルサイトになります。2009年5月に公開された老舗サイトです。「病院なび」に医院・クリニックを掲載してもらい、集客・集患につなげたいと考えている医院やクリニックも多いのではないでしょうか。
ページアクセス数、受診しやすい時間帯、対応可能な疾患、専門的な治療、診察できる特殊な症状・難病など、かなり細かく医院・クリニック検索が可能ですので、ページの信頼度はかなり高いでしょう。
上記に加えて、医院・クリニックの利用者からの口コミも掲載されています。利用者は対応、清潔感、待ち時間、クリニックのおすすめ度に関するコメントを残し、それぞれについて1~5段階で評価することが出来ます。
病院なびの利用者は医院やクリニックを検索する際、エリアや診療科目だけでなく、英語対応が出来るかどうか、クレジットカード対応が可能か、託児所またはキッズスペースの有無、オンライン診療または電話診療が可能かどうか、などの条件で検索することが可能です。
また、病院なびの特筆すべき点として、様々な詳細を含めた高精度な検索だけでなく、求人の有無も掲載が可能です。経営の中で、人手不足で悩む医院やクリニックには、特におすすめのポータルサイトといえるでしょう。
登録医院・クリニック数 | 23万件以上(医院・クリニック・薬局含め) |
月間利用ユーザー数 | 1000万人以上 |
費用 | 初期費用:50000円 クリニックプロ・プライム月額固定:16000円 |
強み | 高精度な検索エンジン かなり細かい医院・クリニック詳細が記載可能 求人情報も記載可能 |
ポータルサイトを使わない集客方法
実際医院やクリニックでの集客・集患対策は今や当たり前で、いかに詳細を載せられるか・いかに認知してもらえるかという部分に特化したポータルサイトを利用することで、新規顧客獲得に向けた情報発信することが可能です。
ですが、ポータルサイトを利用せずともかけずとも集客にしっかりアプローチすることが可能です。
紹介したポータルサイトでの集客は、効果を出すことが出来れば例え費用をかけていたとしても、それを回収しても余るほどの収益を生み出すことが出来るでしょう。
ですが、実際利用頻度など、他ジャンルのポータルサイトに比べ、医療関係のポータルサイトはアクティブ率は低いです。そして、このコロナウイルスの影響下で、対面接客を基本としたサービスなど多くの場合、経営を繋ぎ止めるだけでも難しいのが現状です。固定費を以下に削減するかが、経営を保つための最善手といえるでえしょう。
そのため、今日の集客の方法として、ポータルサイトを使わずSNSの活用へと大きくシフトして来ています。
コストをかけて効果をあまり得られないならと、今まで以上に積極的にグルメサイトを利用するユーザーも激減して、その減少分が新たにSNS媒体へシフトしているユーザーも多いです。
具体的には、店舗の情報発信や予約システムは簡易的な無料掲載飲みにして、店舗に関する集客やプロモーションはInstagramやFacebookで拡散する、といった形です。
SNSサービスを閲覧しているユーザーも昨今急激に増えたため、実際にInstagramやFacebookでは集客を後押しするサービスが続々と登場し、多くのユーザーはSNSでの訴求に注力しています。
Instagramではコロナウイルスの影響で、アクティブユーザー数が急増しました。日中閲覧される機会も増え、現在投稿からサービス内容を確認し、予約することのできるシステムが導入されています。
サービスのイメージも、動画や画像を用いて効果的に拡散することが出来るので、ポータルサイトのように制約が設けられている訳でもありません。
下記に、Instagramでの集客方法についてまとめた記事がありますので、是非チェックしてみてください!
まとめ
もちろん、ポータルサイトを利用することで、様々なメリットを得ることが出来るでしょう。無料で利用することのできる媒体や、低コストで運営出来るポータルサイトもありますので、いきなり費用をかけすぎずに色々な媒体で感覚を掴んでみることから始めていきましょう!