グルメサイトの逃れられない課題点とは⁉新時代の飲食集客

2021年、飲食店での集客はどのような形になったのでしょうか。

コロナウイルスは、現代における全てのジャンルにおいてとてつもなく大きな影響を及ぼしています。ですが、その一方では、WEB上における様々な分野で新たな革新が遂げられて行っているといっても過言ではないでしょう。

WEB上での飲食店の集客活動においても、従来の拡散方法であるグルメサイトへの掲載は重要な施策のひとつであると考えられています。実際にこのコロナ渦の大きな経済的打撃の対策として、数あるグルメサイトの中から、掲載を検討した方もきっと多いのではないでしょうか?

実際には、様々なグルメサイトが存在し、内容やプランなども企業によって様々です。

もしくは、以前に掲載した経験があり、

「このグルメサイトに掲載したことでお店にプラスの効果を発揮しているのか?」

「実際にグルメサイトは、本当に効果があるのだろうか?」

と感じた人も大多数の割合で存在するでしょう。実際、グルメサイトの利用には月額で1万円から10万円、またはそれ以上の掲載費用を要する場合があり、その場合の集客であっても、今では成功するパターンの方が稀有と言えます。実際、グルメサイトに依存する飲食店集客は終わりが見えています。

今回は、グルメサイトにおける集客の課題点について解説するとともに、従来のグルメサイト集客と一線を画す、現代における最先端の飲食店集客について解説していきます。また、無料で出来るWEB上での集客方法についてこちらからチェックできますので、是非ご確認お願い致します!

グルメサイト集客における課題点 

グルメサイトを利用するにあたりもちろんメリットもあります。

新規顧客を獲得しやすいクーポン利用や、地域検索での店舗掲載予約システムの導入など、大手企業ならではしっかりとしたプラットフォームを導入することが可能です。

では、その反面どのようなデメリットがあるのでしょうか。

課題点①リピーターになりにくい

ユーザーは行ったことがないお店に足を運ぶのはハードルが高く、そんな時にぐるなびのクーポンや食べログのレビューが新規ユーザー獲得に大きく後押ししてくれます。

つまり、グルメサイトは新規客の集客に特化しているサービスなのです。どこの飲食店も新規ユーザーの獲得に悪戦苦闘していますので、月額1万円から10万円、またはそれ以上の高い掲載料金も承知の上であれば、クーポンを発行したりしてグルメサイトを利用するのには大きなメリットが考えられます

しかし、グルメサイトの課題点は、お客さんは割引クーポンが目的といった感覚で利用するユーザーや、レビューが良かったからという感覚のユーザーが多いため、なかなかリピーターになりづらいと言えます。特に自店のサイトがなくグルメサイト経由で来店に繋がったケースはこの傾向が顕著です。


課題点②客質の低下

グルメ経由のクーポン目的の新規客が増えることで、常連さんが逆に来なくなる事があるそうです。これも大きな課題点の一つと言えるでしょう。

チェーン展開している居酒屋などであればそれでもいいでしょうが、個人経営のお店などは、常連さんとの関係性で持っているというケースも少なくないでしょう。

グルメサイト経由の新規客が増えることで、リピーターが通いづらくなり、お店を離れるという現象はかなり問題視されています。そうなるとお店の経営自体が不安定になり、ますます新規客獲得のためにグルメサイトに高いお金を払うことになってしまいます。冷静に考えれば、1回限りの新規客にお金をかけるより、リピーターに何度も来店してもらったほうがはるかに効率的です。


課題点③店舗の信頼度の低下

ユーザーは既に、高い広告料を払っている飲食店がグルメサイトで目立つ位置に掲載されたり、場合によってはお店の評価も操作できたりすることに敏感に感じ取ります。

そのため、店舗ページでどんなに甘言を並べても、高いレビューを得たとしても、継続して来店するほどのモチベーションには繋がりづらいと言えます。グルメサイトの課題点の一つとしては無視できないポイントの一つです。


課題点④無料掲載では集客効果が期待できない

グルメサイトは利用するにあたり、基本的に無料プラン有料プランに2分されます。

無料プランに関しては、サイト内で店舗情報を掲載するのみで、掲載する写真に関しても制限が設けられます。また、無料プランに関しては、サイト内で上位検索に浮上する確率も大きく下がります。

掲載しただけで、集客におけるメリットが得られるわけではないです。


課題点⑤有料掲載の莫大なコスト

無料プランであればコストはかかりませんが、有料プランを利用することで多くの機能を網羅することが出来ます。ですが、そのプランに応じて大きくコストがかかってきます

国内グルメサイト最大手の食べログに関しては、ライトプランSで月額1万円で利用することが出来ます。プレミアム10プランSでは月額10万、年間で100万円以上計上されます。さらに利用したい機能に関しては、その機能や使ったら使った分だけ費用の掛かる従量課金制となっています。

ぐるなびも、ビギナー会員プランや正会員プランなどでは、その閲覧数や掲載順に応じて課金が発生する仕組みです。

月額費用としては10万円以上かけられている店舗が、検索上位に浮上しやすい仕様となっています。

実際に費用対効果の取れている店舗に関しては問題はないかもしれません。

ですが、多くの飲食店はこのコロナ渦での集客においては大幅に減少傾向にあり、出来るだけ固定費を削減しなければならない状況になってきています。

また、有料プランを利用するからと言って集客が成功することが約束されているわけではありません。運用の仕方も自身でしっかりと対策をしなければ、費用に見合う効果を得られることはないでしょう。


グルメサイトを使わない店舗集客とは?

グルメサイトを利用せずともかけずとも集客にしっかりアプローチすることが可能です。グルメサイト以外のWEB上での集客対策についてご紹介します。

SNSの活用

今日の飲食店の集客の方法として、グルメサイトを使わずSNSの活用へと大きくシフトして来ています。

コストをかけて効果をあまり得られないならと、今まで以上に積極的にグルメサイトを利用するユーザーも激減して、その減少分が新たにSNS媒体へシフトしているユーザーも多いです。

具体的には、食べログやぐるなびといったグルメサイトでは無料掲載のみで、店舗に関する集客やプロモーションはInstagramFacebookで拡散する、といった形です。

SNSサービスを閲覧しているユーザーも昨今急激に増えたため、実際にInstagramやFacebookでは集客を後押しするサービスが続々と登場し、多くのユーザーはSNSでの訴求に注力しています。

Instagramではコロナウイルスの影響で、アクティブユーザー数が急増しました。日中閲覧される機会も増え、現在投稿から商品を確認し、宅配サービスへ注文することのできるシステムが導入されています。

商品のイメージも、動画や画像を用いて効果的に拡散することが出来るので、グルメサイトのように制約が設けられている訳でもありません。

下記に、Instagramでの集客方法についてまとめた記事がありますので、是非チェックしてみてください!

MEO対策

MEOとは、Google上での地域検索最適化(Map Engine Optimization)を指します。

Google mapは、世界的な企業であるGoogleが運営するmapシステムで、日本国内でも莫大な利用者を抱える地図サービスです。

また、そこで私たちが店舗集客に活用できるGoogleマイビジネスというサービスがリリースされ、Google map上で各店舗や施設が必要事項や店舗情報を掲載できるようになりました。

Google map(Googleマイビジネス)のメリットとしては、

「店舗情報の認知」
「集客力」

になります。


まず、Google mapに店舗情報を掲載するためにはGoogle マイビジネスへの登録が必須になります。マイビジネスページの登録には一切の料金がかからない完全無料のサービスです。

そのため、他のグルメサイトのように店舗情報の掲載に費用がかかったり、契約プランの差で検索結果に変化が出ることはありません。

また、Google mapへ掲載できる店舗情報はかなり充実しており、グルメサイト同様に、経営時間やメニューの写真などが掲載できることに加えて、曜日ごとの混雑具合や、屋内ストリートビューを利用して店内の雰囲気を効果的に伝えることができます。


屋内ストリートビューに関しては別途の費用はかかるものの、他のサービスよりも具体的な情報を提供することができるのでユーザーにより効果的にアプローチすることが可能になります。

そして、Google mapに店舗情報を掲載する際の最も大きい特徴は集客力です。

Google mapに情報を掲載することで、Google検索で上位の表示がされやすくなります。エリアやメニューの内容を掲載すれば、仮に「エリア カフェ」などのキーワードで検索した際に店舗の情報が上位に表示されます。

また、Google mapの性質上、店舗情報からそのまま現地までの経路をすぐに表示することができたり、直接電話で予約をかけることができるなどの導線もあるため、情報を調べてから来店までのアクションが引き起こされやすいです。


まとめ

自身の店舗にマッチしているかどうか、費用の工面、運用の方法など日々考えながら活用していくので先決でしょう。無料の掲載でも出来ることはあります。GoogleやSNSの活用をすることで、今以上の効果を発揮することが出来ますので、無料なものは全て活用していきましょう!