KPIでInstagramアカウントを育てよう!適切なWEBマーケティング手法

Instagramのアクティブユーザー数は約10億人以上。今や、全てのジャンルの企業が、本格的なアカウントを構築しInstagramでの活動を活発化させています。

しかし、Instagramでの集客はそんなに簡単ではないです。



アカウントを作って情報発信するだけでは、フォロワーはほとんど増えず、効果的な情報発信の手段にはなり得ないでしょう。Instagramを含むメディア戦略において、しっかりと効果測定を行わない限り、アカウントを成長させることは出来ません。

今回はInstagram集客にあたり、適切な効果測定方法を解説していきます。

KPIって何?

こうした目的を果たすためには、「KPI(重要業績評価指標)」を適切に決めていく必要があります。

KPI(重要業績評価指標)

KPIとは
Key(重要)
performance(業績)
Indicator(指標)

の省略形で、目的を達成するための様々な過程の計測になります。

KPIは言わば、
最終目標を達成するための、より具体的に定めた中間目標です。

最終目標:2021度の収益を前年比50%上昇させる。

KPI
・一投稿に対してフォロワーに対して10%のいいねを獲得する。
・Instagramからキャンペーン用LPへの流入を3カ月で5倍に増やす
・ハッシュタグ増加率を一か月で10%アップさせる
・Instagramのフォロワーを3カ月以内に2倍に増やす
・1投稿あたりの平均「いいね!」数を3カ月以内に3倍にする

など、より細かく設定することで、中間目標の達成もより効率化でき、最終目標への近道にもなります。自社のメディアサイトをより成長させるために、KPIの正しい設定がその成長を確実なものにしてくれるでしょう。

InstagramのKPIに設定方法

それではKPIはどのように設定していけば良いでしょうか。ただ、漠然と目標を決めていくと失敗に終わる可能性が高いのは言うまでもないでしょう。では、KPIの設定をする際、最低限行うべき内容について下記にまとめます。

InstagramでKPI設定方法

店舗集客にInstagramを活用するのであれば、インサイトを確認し、ユーザーの細かな反応を分析しましょう。

  • フォロワーがどれくらい増えたのか
  • フォロワー数に対するいいねの割合
  • ユーザーのプロフィールへのアクセス数
  • ヘッダーのURLのクリック数
  • ハッシュタグの投稿数
  • ハッシュタグの増加率

Instagramでは上記を踏まえてKPIを設定しましょう。この観点に関してはインサイトで確認することが出来ます。(※ビジネスアカウントとクリエイティブアカウントでなければ、確認することは出来ませんので、まだ一般アカウントのユーザーはこれを機に変更しても損はないでしょう。)

(例)カフェ  エリア:高円寺

・フォロワー521 / フォロー204
・投稿ペース / 週に1回。

・過去の投稿では店内の画像や外観などより、ドリンクの写真がリーチ数が1.5倍高く、新規ユーザーの投稿滞在時間が長い。
・料理投稿からのプロフィールへのアクセス数は、●●の投稿が2.5倍も多い。
・看板メニューの●●は、他の料理投稿よりも●倍以上のいいね数を獲得している。

上記を元に分析し、ユーザーが求めているのはより料理(看板メニュー)に特化したものだとわかります。また、店舗の看板メニューでもある料理の投稿は、ユーザーにとって最もこのアカウントで求められているものであると推測することも出来ます。

「フォロワーを一カ月に500以上獲得する。」
「ドリンクの投稿でのいいね数を、一カ月中に100以上取る。」
「週1回ではなく、週3回以上料理の画像を投稿する。」
「来月のプロフィール欄のURLタップ数、30件以上獲得する。」

Instagramで重要なポイントとしては、リーチ数(投稿を見たユーザーの数)やいいね数、コメントの内容や関連付けしてくれるハッシュタグの数など、様々な観点から目的を設定し、明確化していきましょう。

明確化とは、すなわちデータをもとに自社に何が足りないか、何を伸ばしたいかを設定することです。

SMART

SMARTはKPIの設定に用いられます。SMARTは以下の英単語からとられています。

Specific:具体的であるか
Measurable:計測可能であるか
Achievable:達成可能であるか
Relevant:関連性があるか
Time-bounded:期日を決めているか

上記を踏まえKPIを設定することで、確実に自社のアカウントを育てることが出来るでしょう。

Specific:具体的かどうか

具体的な目標設定は、次に自分は何をしたらよいか、何から始めればよいか、明確にとらえることが出来ます。また、同じチームの仲間と目標を共有することが出来ます。誰が・何を・いつまでにするか、という部分まで漠然とした目標をどんどん噛み砕き、しっかりと課題に向き合うことが重要です。

KPIを分かりやすく明確にして、仲間と同じレベルで理解できるまで内容を共有し、全員が主体的に動けるほど具体的になるよう意識しましょう。

Measurable:計測可能かどうか

具体的であるかどうかと同様に、達成できるか、あるいは達成できない原因を、だれもがフィードバックできるほど計測しやすいKPIを意識しましょう。

Achievable:実現可能かどうか

大きな目標を掲げることは素晴らしいことですが、その目標は本当に実現可能なのでしょうか。達成するために何が必要か、そのモチベーションはそれまで維持し続けることは可能かイメージしましょう。

Relevant:関連した

KPIは必ず最終目標に関連していなければいけません。自社の最終目標のビジョンに、KPIを達成することで確実に・着実に近づくかどうか、しっかりと吟味しましょう。

Time-bounded:期日を決めているか

KPI、及び最終目標には期限が必要です。期限のない目標は、後回しになりやすく、自身の抱えているタスクに埋もれてしまいがちです。

まとめ

Instagramは全世界的に、圧倒的なシェアを誇っているSNSです。誰もがそこに、自社のメディアサイトとして、サービスや情報発信の砦を築いています。

「Instagramから店舗集客に向けてどんどんユーザーを取り入れたい。」
「認知度を高めるためにフォロワーを10000人に増やしたい。」

そういった目標を達成するためには、その内容について明らかにし、適切に対処していかなければなりません。KPIを決め、具体的に目標を設定することで、モチベーションアップに繋がり、最終目標に確実に近づくことが出来るでしょう。